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ケリーバックの伝説
結婚の翌年、グレース・ケリーは大きな幸せに包まれていました。
カロリーヌ公女が誕生したのです。
それはグレースにとって人生最大の喜びだったでしょう。次いで1958年にアルベール公子(現モナコ公)、そして1965年にはステファニー公女を出産しました。
3人の子どもの母になったグレースは、なお世界中の人たちの注目の的であり、モナコの母親たちの憧れでした。カロリーヌ公女がお腹にいたころ、グレースがマスコミの前に姿を現したとき、手にもっていたエルメスのバッグで大きなお腹を隠していました。
以来、そのバッグは「ケリーバッグ(下記写真参照)」と名づけられたという伝説は、あまりにも有名です。
レニエ公とグレースは子育てにとても熱心で、特にグレースは躾にも厳しかったといいます。
ヨーロッパ公室の伝統と、アメリカ流の子育てとは、価値観が衝突することもあったようです。たとえば、従来、子どもたちには家庭教師をつけて、宮殿内で勉強をさせるのがモナコ公室の慣例でしたが、グレースは一般の子どもたち同様に学ばせたいと、私立の学校に通わせたといいます。
また、母乳で育てるキャンペーンを行なうなど、グレースは常にモナコの人々の手本であろうと勤めていました。

